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2010年 01月 11日

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Canon EOS 50D/ MACRO 50mm F2.8 EX DG

壁の落書き。開いたドアの奥に覗くのは開店前のレストランだったと思います。
この落書き、佐伯祐三の絵を思い出させます。はるばるやってきたParisでVlaminckに「このアカデミズム」と罵倒され、それまでの画風を捨てて新たな表現を模索した彼。しかし、彼には残された時間はあまりありませんでした。晩年に描いたParisの街角には厳しく研ぎすまされた線が躍ります。繊細で強く、まるでBachの対位法の旋律のように線が絡み合い、もつれ合い、小振りのキャンバスを埋め尽くします。大画面にパレットナイフで絵の具を塗りつけたVlaminck、対して佐伯はより繊細な線で小さな画面に感性を閉じこめました。私は大成したVlaminckの絵よりも志半ばで夭逝した佐伯の絵により引かれるものを感じます。
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by bernardbuffet | 2010-01-11 21:10 | MACRO 50mm F2.8 EX | Comments(4)
Commented by KAZU at 2010-01-12 18:43 x
結構かっこいいいたずら書きですね
ニューヨークを思う感じです
宝くじ たまに 買おうかな・・・って
思っています
Commented by bernardbuffet at 2010-01-12 20:22
>kazu
たまに粋な落書きありますよね。
Commented by M2_pict at 2010-01-12 23:32
高校の頃、佐伯祐三の絵が好きでした。
その後、あまりにも有名だという事を知るにつれ、
マイナー指向の強い私はだんだんと見なくなりましたが、、、
やはり好きなのでしょうね、つい反応してしまいました(^^;
Commented by bernardbuffet at 2010-01-12 23:54
>M2_pictさん
佐伯祐三の絵は良いと思いますよ。日本の画家の中では藤島武二と彼が私のもっとも好きな画家です。


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