2009年 09月 05日

Pantheon

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Canon EOS 5DMarkⅡ/ EF17-40mm F4L USM

ローマ、パンテオン。紀元前25年にアグリッパーにより建造されましたが焼失し、後ハドリアヌス帝により紀元128年にプランを変えて再建され、今にその堂々たる姿を伝えています。この見事なドームを2世紀初頭に作る技術を持っていたローマ文化の懐の深さにはつくづく感心させられます。天井に穴があいており、雨が降れば床は雨水に濡れるそうです。しかし、降水量の少ないローマ。むしろ、天蓋に穴を穿つことで閉じた空間に太陽光を取り込むことを重視したのかもしれません。天球の動きにつれ、天窓から射しこむ光はゆっくりとドーム内を動き回ります。光の荘厳な運動にも神を感じ取っていたのかもしれません。ミラノ勅令の前、ローマがまだ一神教の世界に足を踏み入れる前のことです。
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by bernardbuffet | 2009-09-05 23:16 | EF17-40mm F4L USM | Comments(6)
Commented by tochi0150 at 2009-09-06 08:22
おはようございます
素晴らしいですね、全ての模様が頂点に穿たれた空に吸い込まれているようです
この光が時間と共に移動していく様もじっくり見てみたい
Commented by smashige at 2009-09-06 20:20
へー、こんな不思議な建物があるとは知りませんでした。
日本人が天照大神を最高神としてまつったように、ローマの人も太陽の動きに神の業を感じていたのかもしれないですね。
Commented by bernardbuffet at 2009-09-06 21:35
>toshi0150さん
このパンテオンは隙のない造形ですね。
Commented by bernardbuffet at 2009-09-06 21:42
>smashigeさん
ローマも多神教でしたから太陽神もあったと思います。古代人にとって、毎日太陽が昇ってまた沈むというのは神秘的なことだったのでしょうね。
Commented by toshipho at 2009-09-06 22:26
こんばんは。
いいですね、面白いですね、ここ。
日本では考えられないですね。
Commented by bernardbuffet at 2009-09-07 00:52
>toshiphoさんこんばんは。
本当に面白いですね。2世紀ですよ! その時代に石を切り出し、コンクリートで固め、加えて現在に至る堅牢な構造物を作り上げる技術。さらに、その簡素にして明快な意匠。驚き以外なにも無いという感じですね。


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